家族が認知症になってしまったら

2014.01.08

病気が発症したら

認知症という病気に、自分がかかるかどうか分かりません。
明確な予防法も治療法もないので、いつ発症してもおかしくないですし、もしかしたら一生発症せずに済むかもしれません。

しかし、少なくとも発症する可能性がある以上は、認知症と向き合わなければなりません。
もちろん自分だけでなく、家族や友人が発症する可能性もあります。
もし自分や家族が認知症にかかった場合、一体どうすべきなのか、それを考えなければなりません。

「自分は大丈夫」、「まあその時になったら考える」、「あんまり心配してもしょうがない」という気持ちではダメなのです。
もちろん、過剰な心配はストレスや不安を増やすだけなので、意識をし過ぎるのも良くありません。
しかし、少なくとも認知症がどのような病気なのか、どんな症状を伴うのか、どうすれば早期発見できるのか、どのような治療を受ければいいのか、そしてもし発症したとしたらどのような行動や対策を取ればいいのか、それらをしっかりと覚えておくようにしましょう。

自分だけでなく、家族を始めとした周囲に人間に対しても、認知症の症状がないかどうか、どこか異常が見られる部分がないか、それらを少しだけでも意識して接することで、それが早期発見へと繋がるのです。
もちろん闇雲に心配をしても、友人関係に悪影響を与える可能性もあるので、本当に何らかの異変が見受けられた時は、忠告してあげるようにしましょう。

認知症について兵庫医科大 西崎研究室でも研究が行われています。
早期に発見できることで、進行を大きく遅らせることは十分に可能です。
今まで「治らない」と考えられていた病気でも、適切に処置できることはしばしばあります。

認知症という病気は、人と接することで気づくケースも多いのです。
誰かから指摘をされたことで、自分が発症しているかもしれないと、疑う気持ちを持つことができるのです。
もっと言えば、もし発症してしまったとしても、他の人が支えてあげることで、認知症患者でもその後の人生を楽しく過ごすことができるのです。